Language: Ja / En
RONがプロデュースしたヴォーカル作品をご紹介します。
UMI -Europa Sea-
vocal by IA <AI SONG ENGLISH [Voisona] >
music, words & mixing by RON (Jul. 2024)
『YUKI GA FURU -snow falls-』の姉妹作品。エレクトロニカ・EDM・ワールドミュージック等の要素を採り入れたポップス楽曲。
サブタイトルの「エウロパ」は木星の衛星のこと。エウロパは水と氷の衛星とも呼ばれ、厚い氷の層の下には木星との潮汐力で温められた海がある(生命が存在する可能性もある)と考えられています。高校時代からSFや時間/宇宙物理学のファン(でも文系)の僕としては、宇宙船に乗って地球からエウロパまで簡単に移動できるような、架空の未来世界をイメージした曲を一度作ってみたかったのです。
歌詞は、付き合いはじめたばかりの若いカップルの恋愛を歌っているようにも、人類の未来への祈りを歌っているようにも聞こえます。間奏ではクールな男性DJの声で英語のラジオが流れますが、この台本も僕が書きました。内容は「本当にエウロパが観光地になったら、こんなラジオ番組が流れているんじゃないかな~」という自分の妄想によるものです。もっとも、太陽系内で惑星間旅行が実現しているような未来の世界に、ラジオや音楽といった文化がまだ生き残っていたら……の話なのですが。(RON)
◎イラスト: DALLE-3 (ChatGPT Plus) & RON
UMI -Europa sea-
words by RON (2024)
The sparkle of sea foam greets us.
This is Europa.
I wanna dive deeper into your heart.
Play with strange, vividly colored creatures.
Gaze upon Jupiter with a salmon pink cocktail in hand,
and dream of ancient genes.
Past, present, future.
Where are we going?
You just smile next to me.
A passing comet is reflected in your eyes.
May this happy time last forever.
A prayer to the rings of Jupiter.
海の泡の輝きが 私たちを出迎える
ここはエウロパ
あなたの心の深みへと 潜っていきたい
極彩色の 奇妙な生物たちと戯れる
サーモンピンクのカクテルを片手に 木星を眺め
太古より続く 遺伝子の夢を見る
過去、現在、未来
私たちはどこへ行くの?
あなたは私の隣で ただ微笑むだけ
その瞳の中に 彗星が通り過ぎていく
この幸せな時代(とき)が
どうか 永遠に続きますように
木星の環(リング)へ捧げる 祈り